国立科学博物館「大絶滅展」へ行ってきました

先日、国立科学博物館で開催されている「大絶滅展」に足を運びました。
地球の長い歴史の中で起きた、五度にわたる大規模な絶滅――いわゆる「ビッグファイブ」をテーマにした展示です。

恐竜の絶滅はよく知られていますが、それ以前にも、海や陸の生き物の大半が姿を消した時代が何度もあったことが、化石や復元模型などを通して紹介されています。

しかも、そのどれもが、生き物全体のかなりの割合が絶滅する出来事でした。
これから見に行かれる方もいると思うので具体的な内容は避けますが、「大絶滅展」というタイトルは伊達ではないと感じました。

絶滅から考える進化の形

会場には、当時の生き物たちの復元模型も数多く展示されていました。
面白い模型を見るたびに、子どもが「なんでこんな形に進化したんだろう」と、あれこれ想像しながら眺めていました。

きっと、それぞれの形には、その時代を生き抜くための理由があったのだと思います。
人の感覚で“不思議”に見える姿こそ、環境への適応の結果なのかもしれません。

それでも、「なんでここを大きくしようと思ったんだろう」「ここを伸ばして、果たして本当にこの生き物にとってメリットはあったのだろうか」と、興味は尽きません。

絶滅は動物だけの話ではない

恐竜の絶滅はよく知られていますが、展示を見て改めて感じたのは、絶滅は動物だけの話ではないということでした。
環境の激変の中で、多くの植物もまた姿を消してきたのです。

今、当たり前のように目にしている緑も、長い時間をかけて生き残ってきた存在なのだと、改めて感じさせられます。

生き残るものは、必ずしも強いものではない

展示を見ながら強く感じたのは、「生き残るものは、必ずしも強いものではない」ということです。
環境が変わったとき、変化に適応できたものだけが次の時代へつながっていく。そこには運も多分に影響しているように思いました。

展示を見ていると、どの時代でも、大きな生き物も小さな生き物も、生き残りをかけて必死に変化を続けてきたことが伝わってきます。

また、それぞれの時代の「覇者」も紹介されているのですが、意外な姿の生き物が君臨していたりして、そこも見どころのひとつでした。

まとめ

今回の展示では、大絶滅した動植物そのものだけでなく、それを研究してきた人たちや、その研究の積み重ねについても紹介されていました。

壮大な歴史の大きな出来事を、地道な研究によって明らかにしてきたのだと思うと、なんだか不思議な気持ちになります。

地球環境の激変、気候の変化、火山活動など、どうにもならない出来事の積み重ねが、生き物の運命を大きく変えてきたことが、よく分かる展示でした。

個人的に、今回の図録は見た目もかっこよく、内容も面白くてかなりおすすめです。
東京では2月23日まで開催されているようなので、もし行かれた際には、ぜひ手に取ってみていただければと思います。

information

施設名国立科学博物館(東京・上野公園)
住所東京都台東区上野公園7-20
TEL03-3822-0111(代表)
開館時間9時~17時(入館は16時30分まで)
毎週金・土曜日は19時まで開館※常設展示は17時まで
休館日月曜日
ただし、12月16日(月)、2月23日(月・祝)は開館
チケット一般・大学生:2,300円
小・中・高校生:600円
(同日に限り常設展示も観覧可)
駐車場無し
交通JR 上野駅(公園口)から徒歩5分
東京メトロ銀座線 上野駅(公園口)から徒歩10分
東京メトロ日比谷線 上野駅(公園口)から徒歩10分
京成線 京成上野駅(正面口)から徒歩10分
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