梅雨時期にしたい庭木のお手入れ

雨に濡れるアジサイが美しい季節となりました。
雨というと植物にとってはありがたいものというイメージですが
梅雨は湿気や病害虫という試練の側面もあります。

ですが、このに少し手を入れておけば
夏から秋にかけての成長がぐっとよくなります。

今回は、梅雨どきにおすすめの庭木ケアについて書いてみようと思います。

梅雨時期の害虫対策

雨が多く湿度が高いこの時期は、害虫の発生が特に気になる季節
特に注意したいのがカイガラムシです。

幹や枝に白や茶色の小さな粒のように張り付いて、樹液を吸い取ります。
放っておくと木が弱るだけでなく、すす病を引き起こす原因になることもあります。

特にツバキ、サザンカ、モッコク、モチノキなどは被害を受けやすいので
定期的なチェックが大切です。

カイガラムシ

害虫対策のポイントについて

害虫対策として、剪定で風通しをよくすることが有効です。
枝が込み入った場所などを透かすように切ると良いと思います。

また、カイガラムシやアブラムシなどを見つけたら
歯ブラシのような絵付きの柔らかいブラシで擦り落とすのも良いと思います。

薬剤などを使う場合は、雨が降るとせっかく散布しても流れてしまうので
晴れ間を狙って土にまく浸透性の殺虫剤(例:オルトラン)などがおすすめです。

梅雨時期の剪定に向いている木

梅雨の前後は、常緑樹の剪定に適しています。
若葉もしっかりしてきて枝が伸び始める時期なので
風通しをよくしたり、形を整えるように剪定します。

モミジ・カエデ類などは、この時期に軽剪定で枝ぶりを整えると。
秋の紅葉も美しくなります。

先日の記事にも書きましたが、ツツジやサツキも
花が終わったこの時期、花芽がつく前に刈り込むと
翌年も綺麗に咲いてくれるのでおすすめです。

まとめ

梅雨の庭仕事は、天気を見ながらの作業になりますが
雨の合間に少し手をかけてやると、庭の元気がぐっと変わります。

しっとり濡れた葉の色や、雨粒に映る花の表情も、
この季節ならではのお庭の楽しみです。

とはいえ、梅雨の晴れ間は急に蒸し暑くなることもあるので
どうぞご無理のない範囲で、庭時間をお楽しみください。

害虫の心配や伸びた枝についてなど
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